コンセプト

ドリームメーカーレーシングプロジェクトとは?

日本障害者モータースポーツ協会が実施している非営利プログラムです。身障ドライバーの可能性に挑戦し、頂点を目指すドライバーを支援する事業です。

2012年からアイドラーズ耐久シリーズに挑戦しており今年で5年目です。

2017年度からは新たに神奈川トヨタ自動車様、株式会社アクティオ様のサポートを受け、健常者を超える身障ドライバー育成とレースでの表彰台獲得を目指します。

◆2017年度チーム体制

  • チーム名: TEAM神奈川トヨタwith PARAMO
  • 車両名: NIPPOユニバケDL ED MRS
  • ドライバー:両下肢障害・左右上肢障害・左右下肢障害・左右片麻痺・聴覚障害・義手、義足使用者など
  • スポンサー:株式会社NIPPO・住友ゴム工業株式会社・神奈川トヨタ自動車株式会社・株式会社エンドレスプロジェクト・長谷川体育施設株式会社・株式会社アクティオ・川村義肢株式会社・パシフィックサプライ株式会社・有限会社フジオート・株式会社GST・株式会社プロファクト
  • チーム監督:佐藤正樹
  • チームリーダー:佐々木隆寛 
  • 協力:ツインリンクもてぎ 日本アイドラーズクラブ

◆過去のリザルト

2012年第2戦 リタイヤ
2012年第3戦 21位
2013年第1戦 リタイヤ
2014年第1戦 13位
2014年第2戦 リタイヤ
2014年第3戦 14位
2015年第3戦 24位
2016年第1戦 13位
2016年第2戦 35位
2016年第3戦 7位
2017年第1戦 16位
2017年第2戦 55位
2017年第3戦 13位
2018年第1戦 13位
2018年第2戦 59位
2018年第3戦 9位
2019年第1戦 13位
2019年第2戦 19位
2019年第3戦 coming soon

*2016年度年間シリーズ8位。2017年度年間シリーズ9位

開催サーキット

私たちが参加している耐久レースは、全戦ツインリンクもてぎロードコースで開催されています。全長約5キロのコースを約2分30秒で1周します。1周するごとに約1リッターのガソリンを消費します。

耐久レースとは?

私たちが挑戦しているのは耐久レースと呼ばれている競技です。耐久レースは駅伝マラソンのようなもの。

1台の車をタスキ代わりにして、複数のドライバーが1台の車を約1時間ごとに乗り継いでいきます。

レースは最長12時間の長丁場ですので、レース中に13回のドライバー交代と、12回の給油が必要になります。

レースごとに参加台数は異なりますが、12時間耐久では総勢120台ほどの車が一斉にスタートします。120台の車は、排気量などによっていくつかのクラスに分けて順位をつけます。

私たちの参加しているクラスは、おおよそ50~70台ほどです。

出場する120台のドライバーは健常者です。レースの世界では、オリンピックパラリンピックのように、健常者と障害者が別々に大会を開くことはありません。

健常者も障害者も同じスタートラインに付き、抜きつ抜かれつでレースをします。

障害の有無によって不利になる部分は当然ありますが、それを乗り越えなければレースで良い成績を得る事はできません。

障害のあるドライバーでチームを組んでいるのは私たちだけですので、苦労は人一倍ですが、その分完走後の達成感も人一倍です。

◆障害によるハンデを乗り越える

健常なドライバーと障害のあるドライバーは、おのずと乗り越えないといけないハンデがあります。パラリンピックなどの障害者スポーツとモータースポーツとの一番の違いがここにあります。

 ①ドライバー交代でのタイムロスを乗り越える

車いすドライバーなどは、車への乗り降りで時間がかかるのは仕方ありません。健常なドライバーであれば1分でドライバー交代が出来るところ、私たちは5分かかってしまいます。

この差を埋めるために、ドライバーは素早い乗降のための筋力強化に取り組んでいます。

 ②緊急時の車外脱出を乗り越える

レースに出場するにあたって、コースアウト時に、車外に避難出来ることは絶対条件です。クラッシュなどでドアが開かなくなることも少なくありません。

そのような状況であっても、窓ガラスを割って、自力で車外へ脱出する身体能力が必要です。

ドライバーが車外に自力で脱出するのは個人の義務であり、障害があるからといって助けに来てくれる人はいないのです。

特にレース車両は、地面から非常に低い位置に座席が装着されていますので、窓からの距離がより遠くなります。

私たちはこのような場面であっても迅速な脱出を補助できる装置を開発しています。

 ③片手ハンドルの難しさ

片手でハンドル操作しなければならない障害の場合、片手で迅速で的確なハンドル操作を行うことは至難の業です。

特にスピンしかかった時などは、片手ハンドルほどコントロールが難しくなります。旋回グリップの形状変更や、上肢の筋力強化などで乗り越えます。